4. ペーパードリッパーで上手にコーヒーを淹れる
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※この記事は「カスタムブレンドキット scene」をご購入し、ブレンド作りをする方に向けた記事です。
抽出の基本的な手順
ペーパードリッパーを使うときに、上手にコーヒーを抽出する手順をお伝えします。
- カップにドリッパーをとりつけ、粉を入れ、平らにします。
- 粉の中心からくるくると外側に向かってお湯を回し入れ、ポタポタ落ちるくらいで止めます。そのとき、ペーパーに直接お湯が当たらないようにします。お湯がそのままカップに落ち、味が薄くなるのを避けるためです。
- 30秒蒸らします。
- 30秒経ったら、再び中心からゆっくりと回し入れていきます。ひらがなの「の」を描くように。このとき、粉の外側までお湯を当てないようにします。中心にくぼみができて、回りにコーヒーの粉の壁ができるようなイメージです。
- お湯は、最初から最後まで中断せずに入れても良いですし、数回に分けて入れてもOKです。ただ、粉が溢れないように気をつけてください。
- 抽出時間の目安は、蒸らし時間込みで2分以内。お好みで150〜200ccほど抽出します。150ccの抽出量がしっかり味が出て美味しいですよ。平均的なコーヒーカップの容量は200ccです。目安にしてください。
- ドリッパー内のお湯が全て落ちきる前に、ドリッパーを取り外します。最後までお湯を落とすと、雑味が出てしまうことが多いからです。
お湯の温度と淹れ方を変えて、一歩すすんだ抽出を
お湯の温度や淹れ方を変えると、風味が変わります。ここでは、基本の3パターンをお伝えします。こちらの例以外にも、色々な抽出方法を試してみてくださいね!
1. 浅煎りの豆のとき
90〜94℃のお湯で、素早く抽出します。蒸らし時間込みで、1分10秒以内で抽出を完了します。酸味が強すぎず、雑味も出さずに、すっきりクリアに仕上がります。
2. 中煎りの豆のとき
84〜88℃のお湯で抽出します。蒸らし時間込みで、1分20秒から30秒ほどで抽出を完了します。平均的な淹れ方のため、バランス良く抽出できます。
3.深煎りの豆のとき
78〜82℃のお湯で、ゆっくりと抽出します。蒸らし時間込みで、1分40秒〜2分ほどで抽出を完了します。鋭い苦味が出ず、コクと甘みのある風味に仕上げられます。