Q. コーヒーのエグ味が気になります。エグ味を抑える淹れ方は?
Q. コーヒーのエグ味が気になります。エグ味を抑える淹れ方は?
A. 考えられるのは、過抽出となっていることです。ポイントは、豆の中にある成分を最後まで出しきらないこと
一般的に、雑味は抽出の終盤に出てくると考えられています。
そのため、考えられるのは、過抽出となっていることです。
※過抽出とは、1粒のコーヒーの粉から成分を出しすぎて雑味等が出てしまうこと
ポイントは、豆の中にある成分を最後まで出しきらないこと。
原因1. 豆の量に対する抽出量
豆の量に対して抽出量が多い場合(例:豆10g - 抽出量180cc)、薄めのコーヒーになります。お湯が多いと、抽出時間が長くなります。すると、1粒の粉がお湯と触れる時間が長くなり、余分な成分まで出ている可能性があります。
原因2. 挽目
細かめに挽くと、粉の表面積が増えるため、成分がすぐに出てしまいます。こちらも過抽出の原因になり得ます。
エグ味を抑える淹れ方
簡単な解決方法は、
- 豆をたくさん使う(15gで150cc抽出)
- 中粗挽きにする(豆の量が多いと、粗めでも味がしっかり出て、終盤の成分を出さずに抽出を終えられます)
豆をたくさん使うため経済的ではないですが、これである程度解決はされると思います。
他には、以下の方法を試してみてもよいかもしれません。
- 豆は10gで、中細挽き、80〜83度でゆっくり抽出
- 豆は10gで、中粗挽き、85〜88度で抽出(薄く感じるかも?)
- 豆は10gで、中細挽き、90度前後、素早く抽出(これも薄く感じるかも?)
4つの要素のバランス
以下の4つの要素のバランスをとりながら、過抽出(オーバーといいます)や、抽出不足(アンダー)にならないように、調整していくイメージです。
- 豆の量
- 挽目
- 温度
- 速度
私は、コーヒーの勉強をし始めたときは、「今日は湯の温度だけを変えてみる」「今日は挽目だけを〜」など条件を決め、コーヒーを毎朝3杯淹れ、風味がどう変化するか比較して自分の好きなレシピを見つけていきました。
ぜひ、色々と試して楽しんでください!