コーヒー豆の保存容器は何がおすすめ?僕が普段使っている容器を紹介|SCENE COFFEE NOTE
「コーヒー豆って、どんな容器に入れて保存したらいいですか?」
これは、お店でもよく聞かれる質問です。
せっかくいい豆を買ったなら、できるだけおいしい状態で飲みたいですよね。
コーヒー豆は空気や湿気、熱などの影響を受けながら少しずつ風味が変化していくので、保存するときはなるべく外気に触れにくい状態を作ることが大切です。
僕もいくつかの保存容器を使っていますが、最近よく使っているのが、容器の中に残る空気まで減らせるタイプです。
普通の密閉容器でも、もちろん保存できる
コーヒー豆の保存容器としてよくあるのが、パッキンの付いたガラス瓶です。
蓋を閉めれば外から空気が入りにくくなりますし、家庭で使うならこれでも十分便利。
僕も一部では普通に使っています。
ただ、ひとつ気になることがあります。
例えば大きな容器にコーヒー豆を半分だけ入れると、豆の上にはかなり空間が残ります。
蓋自体は密閉されていても、その空間には空気が入っている。
だったら、そもそも豆のまわりにある空気をできるだけ少なくできたほうがいいんじゃないかと思うんですよね。
僕が使っているのは「エアリデューサー」
そこで僕がよく使っているのが、「エアリデューサー スリム」という保存容器です。
普通の保存瓶と違うのは、蓋の位置を中身に合わせて下げられるところ。
コーヒー豆を入れたら、その豆のすぐ上まで蓋を押し下げて固定します。
豆が減れば、またその位置まで蓋を下げられるので、容器の中に余計な空間を残しにくい仕組みです。
僕はこの構造がかなり気に入っています。
ただ、本当にどれくらい違うのかは気になっていました。
粉にして24時間置いてみたことがある
以前、一度だけちょっとした実験をしました。
コーヒー豆を粉に挽いて、この容器に入れたまま約24時間置いてみたんです。
コーヒーは豆よりも粉にしたほうが表面積が大きくなるので、ガスや香りも抜けやすくなります。
翌日、その粉でコーヒーを淹れてみると、思っていたよりしっかり膨らみました。
もちろん、これだけで「完全に密閉できている」と証明できるわけではありませんし、炭酸ガスがまったく抜けていなかったとも言えません。
ただ、少なくともある程度ガスが残っていることは分かりました。
実際に使っている感覚としても、僕はかなり使いやすい保存容器だと思っています。
ジッパー付きの袋でも大丈夫
わざわざ保存容器を買わないといけないかというと、そんなことはありません。
家庭なら、ジッパー付きの保存袋でも十分使えます。
その場合は、袋を閉める前にできるだけ中の空気を抜いておく。
さらに徹底したいなら、その袋ごと密閉容器に入れる方法もあります。
ただ、毎日飲むコーヒーでそこまで神経質になる必要はないと思っています。
大切なのは、完璧な保存方法を目指すことより、必要以上に空気へ触れさせず、なるべく早めにおいしく飲むことです。
長期間保存するなら冷凍も選択肢
買ったコーヒーをしばらく飲まない場合は、冷凍保存も選択肢になります。
その場合も、できるだけ空気を抜いてしっかり密閉することが大切です。
何度も出し入れするより、使う量ごとに小分けしておくと扱いやすくなります。
逆に、近いうちに飲み切る豆なら、僕は常温で密閉して保存するくらいで十分だと思っています。
家庭では収納スペースも限られていますし、すべての豆に専用容器を用意するのも大変です。
普通の密閉瓶でもいいし、保存袋でもいい。
もう少しこだわりたいなら、豆の上の空気まで減らせる容器を使ってみる。
自分の飲む量やペースに合わせて選ぶのが、一番使いやすい保存方法だと思います。
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◾︎筆者

SCENE FACTORY COFFEE ROASTERS代表
篠田 拓也
SCAJ公認アドバンスドコーヒーマイスター
SCAJ公認サーティファイドスペシャルティーコーヒーカッパー
