カフェイン中毒が心配な方へ|SCENE COFFEE NOTE
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「毎朝コーヒーを飲まないと頭が働かない」
「午後になると、もう一杯飲みたくなる」
「飲まない日は頭痛がする」
そんな経験があると、「自分はカフェイン中毒なのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。
コーヒーは日々の暮らしを豊かにしてくれる飲み物ですが、カフェインを含む以上、飲み方には少し注意も必要です。
今回は、カフェインの良い面と気をつけたい点、そしてコーヒーとの上手な付き合い方についてお話しします。
カフェインには良い働きもある
カフェインには、私たちの体にとってうれしい作用もあります。
たとえば、
・眠気をやわらげる
・集中力を高める
・疲労感を軽くする
・頭をすっきりさせる
といった働きです。
仕事や勉強の前にコーヒーを飲むと、頭が切り替わるように感じる方も多いと思います。
運動前にコーヒーを飲む方がいるのも、こうした作用が関係しています。
つまり、カフェインそのものが悪いわけではありません。
大切なのは「どれくらい飲むか」「どんなタイミングで飲むか」です。
飲みすぎると、やめたときに不調が出ることも
一方で、カフェインには依存性もあります。
普段からたくさんカフェインを摂っている人が急にやめると、次のような症状が出ることがあります。
・頭痛
・だるさ
・眠気
・集中力の低下
・不安感
・微熱のような感覚
こうした症状は、カフェインが切れたときに起こる離脱症状のようなものです。
一般的には、カフェインをやめてから12〜48時間後くらいに出やすいと言われています。
ただし、多くの場合は数日から1週間ほどで落ち着いていきます。
最初は少ししんどく感じるかもしれませんが、ずっと続くものではありません。
1日に飲む量の目安
では、コーヒーはどれくらいまでなら飲んでもよいのでしょうか。
一般的な目安として、健康な大人であれば、1日あたりのカフェイン摂取量は400〜500mg程度までとされています。
コーヒー1杯に含まれるカフェイン量は、おおよそ100mg前後です。
そう考えると、1日4〜5杯程度がひとつの目安になります。
ただし、これはあくまで一般的な話です。
カフェインへの反応には個人差があります。
1杯でも眠れなくなる人もいれば、数杯飲んでも平気な人もいます。
特に、夕方以降に飲むと睡眠に影響する方も多いので、自分の体の反応をよく見ることが大切です。
水分補給も忘れずに
コーヒーを飲むときに意識したいのが、水分補給です。
コーヒーには利尿作用があるため、飲む量が多い人ほど、水も一緒に摂ることをおすすめします。
たとえば、
・コーヒーを飲む前に水を一杯飲む
・コーヒーと一緒に水を用意する
・外出時は水やお茶も持ち歩く
こうした小さな工夫だけでも、体への負担を減らしやすくなります。
コーヒーの仕事をしている人は、たくさん飲んでいる?
「コーヒー屋さんは、毎日何杯もコーヒーを飲んでいるのでは?」と思われることがあります。
もちろん、仕事柄たくさん味を見る日はあります。
カッピングなどで何種類ものコーヒーを確認することもあります。
ただ、私自身は普段そこまで多く飲んでいるわけではありません。
日常的には1日1杯、多くても2杯くらいです。
カッピングのときも、すべて飲み込むのではなく、吐き出しながら味を確認することが多いです。
味覚を保つためにも、カフェインを摂りすぎないことは意識しています。
心地よい距離感で楽しむ
コーヒーは、うまく付き合えば暮らしを豊かにしてくれる飲み物です。
朝の一杯で気持ちを切り替えたり、仕事の合間にほっとしたり、誰かと一緒にゆっくり飲んだり。
コーヒーには、単なるカフェイン以上の楽しさがあります。
ただし、飲みすぎが気になる方は、少しずつ量を減らしてみるのもよいと思います。
たとえば、
・午後以降はデカフェにする
・毎日4杯飲んでいるなら、まずは3杯にする
・寝る前のコーヒーを控える
・水を飲む習慣をつける
無理にやめる必要はありません。大切なのは、自分の体に合った量を知ることです。
コーヒーを我慢するのではなく、心地よい距離感を見つける。
そんな付き合い方ができると、コーヒーはもっと長く楽しめる飲み物になると思います。
◾︎動画でも解説しています
Instagramでもコーヒーの楽しみ方を発信中ですので、ぜひご覧ください。
◾︎筆者

SCENE FACTORY COFFEE ROASTERS代表
篠田 拓也
SCAJ公認アドバンスドコーヒーマイスター
SCAJ公認サーティファイドスペシャルティーコーヒーカッパー