newsblog

2020/09/01 item

9月のシングルオリジン コロンビア ビジャ ファティマ ティピカ

コロンビアではウォッシュドと呼ばれる生産処理方式が主流となっております。生産処理方式とは、コーヒーの実から種子を取り出し、生豆まで仕上げる工程のこと。様々な生産処理方式がありますが、その中でもウォッシュドはその工程の中で欠点豆を取り除けるシーンが多いことや、乾燥時間が短いためカビなどの発生リスクが下がることなどがあり、とてもクリーンな風味に仕上がることが多いのです。

9月のシングルオリジンは、そんなクリーンなカップを楽しめる豆をご用意しました。コロンビアを代表する名産地ウイラ県で生産されたティピカという、原種に近く生産量の少ない品種の豆をハイロースト(中煎り)に仕上げました。

農園について

山脈地帯に囲まれるウイラ県トリマ、カウカ、メタ等の著名な生産地と隣接するウイラ地方はマグダレナ河が流れる山脈地帯に挟まれた谷合に位置しています。南西地方の高い標高で育まれたこのコーヒーはその品質の高さが有名であり、小規模生産者によって生み出されるウオッシュドコーヒーはここでしか味わうことのできない、この上なく素晴らしいフレーバーにあふれています。

このフレーバーを生み出す2000mに近い高い標高のテロワールは、ウイラらしいアシディティーを生み出し、温暖に保たれる気温は年間を通して頻繁な開花を促します。また当地の秀逸な特徴の秘密は7エーカに満たない生産者たちが、小規模故に家族で丹念に育てることに起因しています。

マイルドな酸質、花の様な風味が香り、美しい余韻を残す、アロマティックなコーヒーをお楽しみください。

コーヒー豆のプロファイル

  • カッピングプロファイル:シトリック、ホワイトグレープ、カカオ、シルキーマウスフィール
  • 生産国:コロンビア
  • 標高:1690m〜1880m
  • エリア:ウイラ県 サンアグスティン
  • 品種:ティピカ
  • 農園名:ビジャ・ファティマ地区
  • 生産処理:フリーウォッシュド
  • 生産者:地域の小規模生産者