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2020/05/01 item

5月のシングルオリジン ケニア マサイAA

ケニアコーヒーはヨーロッパで高い人気を誇り、高級豆として親しまれています。ケニアは野性味あふれる強烈な個性が特徴的で、一言で表現するなら「強い」コーヒーです。特にこの豆は安定した風味を維持するために複数農園の豆をこだわって集めて配合したブランド豆。SCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)の評価では86点という非常に高い点数を獲得しています。ケニアらしい芳醇で濃厚な香りと口の中に広がるボディ感が特徴的です。

味がしっかりと濃いため、深煎りにしても個性が感じられます。とはいえ、浅煎りで個性を強調するのもまた美味しく仕上がるので、焙煎の仕方によって様々な表情をのぞかせてくれる豆でもあります。

今回は、コーヒー豆の個性を感じていただきつつ、酸味などを抑えたシティロースト(中深煎り)で仕上げています。お楽しみください。

地域及び農園について

標高1,500~2,000mという高地、かつ肥沃な火山灰土壌(高品質コーヒーが生育されやすい環境)でケニアのコーヒーは栽培されています。また、赤道直下のため通年収穫が可能です。

コーヒー生産者は赤い果実を収穫し果実のまま加工業者へ受け渡します。同じ場所・同じ工程でチェリーから生豆まで仕上げているので品質の安定化につながっています。各小農家で精選せず、一括しておこなうことは品質の安定面ではとても重要なことです。このような環境により高品質なケニアコーヒーは作られています。

この豆については、以下の7つのファクトリーのブレンドです。
ニエリ45%:Nyeri Hill, Gaturiri and Mukui
キリニャガ55%:Mitondo, Muburi, Muthingiini and Kathithinku

コーヒー豆のプロファイル

  • カッピングプロファイル:カシス、ライム、キャラメル、ブライトアシディティ、バタリーマウスフィール
  • 生産国:ケニア
  • エリア:キリニャガ、ニエリ
  • 農園:7つのファクトリーのブレンド
  • 標高:1600m〜2,000m
  • クロップ:2018/2019
  • 品種:主にSL28、SL34
  • 生産処理:ウォッシュド
  • SCAA評価:86点